30:本当にあった怖い名無し:2008/01/16(水) 18:09:13 ID:U/FGuTd/0
生命保険の勧誘の仕事をしていた時のこと
Aさん(男性 40代 一般的な会社員)が、1億の高額保障の死亡保険に加入してくれた。
その時の会話
Aさん「これってさぁ、自殺でもおりるのかなぁ・・・なんちゃって~(爆笑)」
私  「も~、何言っているんですか~アハハ」
 で、Aさんの明るい口調に、説明もせずに冗談で終わらせてしまった。

2ヵ月後にAさんは、自殺。
もちろん、保険は降りない。
聞けば、Aさんの娘は難病だとか・・・。
もしかして、Aさんは家族にお金を残そうとして、保険に入って自殺したのでは?

非常に後味が悪く、号泣しました。
ライダー


31: 本当にあった怖い名無し:2008/01/16(水) 18:23:30 ID:hRgyESONO
>>30
なんとも言えない話しだな…



54:
本当にあった怖い名無し:2008/01/16(水) 19:18:26 ID:KU42Ohdo0
女弁護士って言葉で昔のドラマ?映画?を思い出した。

主人公はやり手女弁護士(確か岩下志麻)。
新たな依頼人はDQNビッチ(桃井かおり)。
金持ち爺さんをたぶらかして後妻に収まったが、「金が目的」と言ってヘラヘラ笑うような女。
爺さんが事故で死に、桃井に保険金殺人の嫌疑がかけられた。
調べれば調べるほど桃井のDQNっぷりはあらわになっていく。

が、桃井は爺さんを殺していなかった。
老い先が短いのはわかっていたので、手を汚す気はなかった。
爺さんは自殺だった。
桃井には惚れている。自分はそのうち死ぬ。
死んだら桃井が家をめちゃくちゃにするだろう。それでも別れられない。
思いあまった爺さんは、桃井と一緒に無理心中をはかって自分だけ死んでしまった。

爺さんは計画を一番可愛がっていた孫に打ち明けていた。
最初は口を閉ざしていた孫だが、主人公の説得で証言をする。
爺ちゃん大好きっ子だった孫は無念の思いを抱えながら証言し、桃井の無実は証明された。
事件後、「殺されるなんてたまんねーよ。遺産狙っただけなのに。でも爺さん馬鹿すwww」と
ゲラゲラ笑う桃井に、水をぶっかけて立ち去る主人公。



57:
本当にあった怖い名無し:2008/01/16(水) 19:46:28 ID:BNo5gOM/0
>>54
それ見たことある。原作が松本清張の「疑惑」。
桃井かおりが名演だったよね。



68:
本当にあった怖い名無し:2008/01/17(木) 13:59:32 ID:QsoZZoCJ0
仲間由紀江と阿部寛のコンビでブレイクしたTRICKの最初のシリーズも
後味悪い話が多かった。
第8話の「千里眼の男」とか特に。

「千里眼(透視能力者)である」ということを売りに霊感商法をしている男の
嘘を暴いた主人公達、警察に連れて行かれようとする男の所に車椅子の
男の子が寄ってくる。病気を治してもらおうと千里眼の男の霊感商法に
引っかかっていたであろう男の子とその親。

「おじさんは嘘ついてたの?僕の病気、治らないの?」と聞く男の子に
顔を寄せ、男がにっこり笑って言う。
「治らないよ。おじさんは、インチキだからね」

男の子がかわいそうで....



69:
本当にあった怖い名無し:2008/01/17(木) 14:08:58 ID:gEyaUTK70
ゴルゴ13あるじゃん、あの漫画ってゴルゴの出生は謎になっているんだ
(これゴルゴの出生話か?て物語がいくつかあってどれも確かでない)。

ある話で、数十年前に起こった一家惨殺事件で唯一生き残った少年が
実は長じてゴルゴになったんじゃないかと長年調べてきた老刑事がでてきて、
ある日元同僚を家に招いて話をするんだ。

「今晩7時に、ゴルゴに俺の眉間を撃って殺してくれるよう依頼した。ただ最期の願いとして
「おまえがあのときの少年だとしたら、顔の前で杖を振るから、
その杖が右のときに撃ってくれ。違ったら左のときに」

そして7時になって老刑事は射殺されるんだけど、杖はちょうど眉間を通るときに打ち抜かれて、
結局真相はわからなかった。



70:
本当にあった怖い名無し:2008/01/17(木) 15:24:06 ID:LIBg39zv0
ゴルちんずるい



71:
1/2:2008/01/17(木) 17:16:09 ID:JsjspmLq0
コピペですが投下
-----------------------------------------------
924 名前:愛と死の名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 15:29:29
1年前に入籍して結婚生活を送っていた友人夫婦の結婚式。
友人夫婦は本当は式をする予定だったけど、新郎の父親が事業に失敗して
借金を抱えたため結婚資金を貸し、結果式はなしになった。

新しい家具なども買えず、質素な生活をしていたけど、年取ってからでも
結婚式はできるし、と幸せそうだった。
いい奴らだったので、友人一同で計画して、公民館を借りドレスなども古着屋で
激安のを買って女たちで染めたり縫い直したりして作り、チープだけど
一応結婚式らしいものができるよう準備した。

恩師や新郎新婦の両親にもこっそり連絡をとり、新郎新婦に式をサプライズプレゼント。
二人ともすごく喜んでくれた…が…。


72: 2/2:2008/01/17(木) 17:16:33 ID:JsjspmLq0
925 名前:924[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 15:30:35
酒がまわった新婦の父親が、新郎の父親に向かって
「お前のせいでうちの娘がこんなチンケな式でがまんするハメになった」
新郎に向かって
「結婚資金を親のために使いやがって、お前は娘より親をとったんだ、不幸にするなら娘をかえせ」
と怒鳴りつけはじめた。

これに新郎母が激怒。
「確かにうちがお金を借りたのは悪かったけど、そっちだって独身のときの○ちゃん(新婦)の
お給料を八割がた取り上げてたそうじゃないですか。結婚資金はうちの息子が一人で貯めたものです。
息子のお金を息子がどうしようがおたくにどうこう言われる筋合いはない!」と言い出し口論に。

自分が悪いんですと頭を下げる新郎父に新婦父が酒をぶっかけ、新郎母が新婦父に
掴みかかり、新婦母が新郎父に謝るも、新婦父に突き飛ばされた新郎母とぶつかり
二人して転んで料理の上に倒れて、テーブルの脚が折れ、床が汚れ、
公民館とテーブルを借りた主催者が悲鳴をあげ…

恩師が間に入って両親達をひきはがし強制送還したあと、新郎新婦が半泣きで
謝りながら掃除しようとしたので止めて、とってあった市内のホテルに連れて行き
残りの人間で大掃除した。
みんな不幸だった。

938 名前:924[sage] 投稿日:2007/12/24(月) 16:10:03
余計なことしちゃったな、ってのが後日のみんなの感想だったよ。
新郎新婦にも謝ったけど「とんでもない、すごく嬉しかったよ」と言われて泣けたよ。
新婦の父が悲しむとは全然予想もしなかった。ドレスは会心の出来だったし
確かにしょぼい公民館で親戚も呼べなかったけど、それでも娘の晴れ姿を
見られるんだから喜んでもらえると思ってた。

あとで新郎に聞いたけど、新婦がほとんど給料を親に取り上げられていたのは
新婦の父がオーディオかなんかのマニアで、自分の給料はそっちに金をつぎ込んで
娘の金を家族全員の生活費にあててたかららしい。
結婚自体、娘の金が入らなくなるから反対だったそうだし。
事業に失敗した新郎父のほうがまだましだよ。



73:
本当にあった怖い名無し:2008/01/17(木) 17:59:06 ID:qxq4ZH4U0
ひでえ話だね



103:
本当にあった怖い名無し:2008/01/19(土) 00:37:53 ID:9AYRFH+J0
星野之宣「セス・アイボリーの21日」

-私の名はセス・アイボリー、所属は遺伝子工学班。
惑星リンデンに接近中、積んできた実験用種子が突然、成長し始め、
原子炉の隣の加圧船倉を破裂させたのだ。生存者は私ひとり。救難信号が
最寄の中継地点に届くのに、地球時間で18日かかる。救援が来てくれるのは早くてもその三日後だろう。

何かの役に立つようすべてをディスクに記録しておくつもりだ。
これから21日間、私はこの星で生き延びていかねばならない!

-三日目、今日はずっと泣いていた……何てこと!たった二日で私は10年は
老化している!この世界では生物時計の進み方がひどく速いのかも知れない!
二つの太陽から未知の放射線でも出ているのだろうか、本船の事故も、その
影響で種子が異常発育を……ああ、そんなことどうでもいい!21日たつ前に
私は老衰で死んでしまう!

-八日目、私の分身が誕生した!私の遺伝子を受け継ぐ,私自身のクローン!
法律で禁止された行為だとは知っている。でも私にできることは、自殺以外にはこれしかなかったんだ。
ひさしぶりの話し相手に私は狂気して話しかけた。過去のこと、両親、故郷……。
私自身のあらゆることを伝えなければ……!言語、文字、宇宙、地球、それらは
眠っている間に、圧縮学習機にまかせよう。

本当にこれでいいのだろうか?最小限のこと以外、何も伝えない方がこの子の
苦しみを少なく済ませられるのではなかったろうか?でも通りかかった宇宙船が
救難信号を傍受すれば二週間ほどで来てくれるかもしれない……こうするしか、ないんだ。

-十二日目
「私を許しておくれ、哀れな子、本当に可哀相な子……!」
 私はひとりぼっちでこの世界に残された。


104: 本当にあった怖い名無し:2008/01/19(土) 00:38:32 ID:9AYRFH+J0
-十六日目、……私はママの言いつけに従って自分の卵細胞のクローン培養を
始めた。十五日が過ぎても救援が来ないときはこうしなければならないのだ。
このことの意味は、私にだって理解できるようになった……。

-十七日目
「泣くんじゃない!圧縮学習でいろんなことを覚えるんだ!私だってそうされたんだ!
泣くんじゃないったら!」
「おまえは助かる!二十一日たてば救援隊が来てお前は生きられる!でも、私は!?」
「私がおまえだったら!ああ、私がお前だったらっ……!」
「ママ、何のために私は生まれてきたのっ!?この子を育てるためだけ!?私には
過去もない、未来もない!ただ何日間か生きるだけの一生なんて……ひどい!」

-二十一日目、 私は惑星リンデンを離れた…………。



110:
本当にあった怖い名無し:2008/01/19(土) 01:29:09 ID:zYUanrGM0
ちょっと前にネカフェで読んだ、パイナップルアーミーの中の一話。
主人公・豪士(字が曖昧)と、その彼女が公園で散歩していると
一人の老人がイスに座って絵を描いているのが目に入る。

のんびり公園の風景を描いているのかと思ったら、
目の前の公園の景観とは全く違う、どこかの家の絵を描いてる老人。

不思議がる彼女だが、豪士は彼が前々からそこに座って、
ひたすら同じ絵を手直しし続けていることは知っていた。

だが、なぜ同じ家の絵を描き続けているのかは分からない。

2人が老人の前を通り過ぎたその直後、突如車がやって来て老人に突っ込む。まるでひき殺すかのように。
慌てて駆け寄る2人と、一目散に逃げ去る車。だが、豪士は運転席の男の顔を見ていた。
老人は辛うじて無事だったが、その日以降公園に現れることはなくなってしまった。

ある日、豪士の元にある男がやってくる(豪士は確か戦闘の講師か何かの仕事をしている)。
その男はなんと、公園で老人をひき殺そうとして逃走した男だったのだ。
男は豪士に戦闘を教えてくれと頼み込み、疑問に思いながらも、仕事だから、と引き受ける豪士。

そしてそのレクチャーの約束の日、集合場所いつまで経っても現れない男に痺れを切らした豪士が
辺りを探索してみると、男が心臓をナイフで突かれて死んでいた。一体誰が殺したのか…。
豪士は調査をし、その結果、死んだ男が元ナチスの将官で、
戦時中ユダヤ人をひたすら虐殺していたということが分かる。

それと同時に、例の老人がユダヤ人であり、男に家族全員を目の前で惨殺されたことを知る。

数日後、公園には老人の姿があった。
相変わらず熱心に絵を描き続ける老人。豪士と彼女は彼の前を通りがかり
「きっと彼は絵を描くことによって、家族を思い出してるんだろうね」
「早く絵が完成すればいいのにね…」そして歩いていく。

その瞬間、老人は筆を置いて微笑む。絵が完成したのだ。
その完成した絵に描かれていたのは、閑静な家、そして庭に心臓をナイフで突かれた男の死体だった。

どこにも老人が男を殺したとは描かれてないけど、それをほのめかすような描写はあったと思う。
仇をとったんだろうが、何だかラストが釈然としなかった。



160:
本当にあった怖い名無し:2008/01/20(日) 10:33:43 ID:QCv0wjQx0
父親が数年前に知人の葬式に参列したんだけど、最悪だったらしい。
その知人というのが、まぁ世間で言う破滅的性格つうのか、かなりの
名門旧帝に入学できるくらいの頭があり、生家も大きな自営業。
父親とはその大学時代からの友人で、無頼なりに人にない魅力があって
卒業後も付き合いが続いていたらしいが、それでも卒業後のその知人の
転落ぶりには手に負えなかったそうだ。

まずギャンブル、酒、結婚をしても愛人問題で妻子に辛酸を嘗めさせた
揚句、ヤクザに繋がりのある女性に手を出してカモられ、親からの会社を潰した後、行方不明。

残った妻や、父親を含めた友人たちの奔走で、なんとか借金については
埒があいて家屋敷だけは残ったという頃、真夜中にその妻子の元に
泥酔した知人がのこのこ戻ってきて門扉を叩いて「おーい!!開けろー!」
怒り心頭の奥さんが無視をして開けなかった(鍵も持っているしわざわざ開けに
行かなくとも勝手に入ってくるだろうと思ったとか)ら、いつの間にか静かなに
なってそのまま朝を迎えたので、奥さんが様子を見に行ったら、その知人
門扉にネクタイで首を吊っていた。

結局、不審死ということで警察が出てきて検視に出されて、原因を作った?
奥さんは居た堪れなくて、お子さん共々実家に帰って、知人の遺体の引き取りも拒否。
遺体の引き取りと葬式の段取りは親族がしたらしいけど、父親が参列した
その葬式はおざなりで閑散としていて、妻子の出席もないし、
親族一同が、父親の目の前でも平気でその知人を罵倒しているような葬式だったとか。

何ていうか、その知人って存在していただけで迷惑そのものというか
結局、稼業は潰す、妻子には一生消えないような業を負わす、せっかく友人たちが
知人の為に奔走して残した家を、その敷地内で自殺だなんてとんでもないケチを
つけてしまう・・という最悪の後味悪い、友情の結末だったそうだ。



169:
本当にあった怖い名無し:2008/01/20(日) 17:47:38 ID:JfLrQV5u0
>>160みたいな馬鹿馬鹿し過ぎる人生だって、無関係な常人には理解
できない理由がある。理解できない人間は「生まれた時点からの欠陥品」
だったと完全否定すれば安心できるし、周囲は責任逃れできるけれど、
なんの発展性もない。

なにかが無ければよかったのに、なんて無意味な否定をするよりも
なにかが有ればよかったのに、って先を見据えるのが正解だろ。

宅間は極端だけど、>>160は不幸だけを撒き散らしたわけではないしね。
家族にとっては悪魔でも、友人には「魅力」があったりするわけだしね。



210:
本当にあった怖い名無し:2008/01/21(月) 02:18:32 ID:A+OVvuxa0
友人の母親は癌が再発しても病院に行かなかった。
数年前と同じ症状(子宮癌か乳癌)で本人も分かっていたらしい。
でも家で逝きたいと頑なに家での闘病を決意。

実家は自営で三人姉妹だったが、長女と次女は働いていたので、
当時アルバイトをしていた三女(友人)が仕事をやめ、家事と母親の看病をしていた。
病院に行けば即入院になってしまうので病院に行かず、その為に痛み止めも無い。
薬が無いので民間療養の訳のわからん薬にすがり、一年位苦しみ続けた。
その間、友人はシンデレラの如く全ての家事を押し付けられ、自由の無い生活を余儀なくされた。
姉二人は辛い現実から逃げ、彼氏と遊びほうけていたらしい。

そしてある朝、母親はあっけなく息を引き取った。
母親は病院に通院していなく、自宅で逝った為に不審死扱いになり
警察が呼ばれ母親の遺体は検死に出された。

通夜の晩、親戚からは「病院にも連れて行かない親不孝者」の大合唱。
友人は一生懸命に看病したのに親戚から罵倒され。
警察の人からも「なぜ入院させなかった」と詰問され。
遊びほうけていた姉らからも「なんで病状の変化に気が付かなかった?」と詰め寄られた。



228:
本当にあった怖い名無し:2008/01/21(月) 09:15:54 ID:dC5sZBJG0
>>210
同情するけど、それは結果そうなる(親戚から責められる)ことが分かってることだから
それなりの覚悟もなく言いなりになってた自分の責任のような気も
逆にあなた達はこの一年何をしてくれたのか、と問い詰めてやれば良かったのに
(でもそういうのが言えない子っているからな)

他の姉妹はクズだが、それが分かっただけでも良かったじゃないか
そういう経験をしておく人生と遊ぶだけの人生では、きっと10年後に得てるものに差がついてるよ

いつか姉たちも介護する側にまわったら自分たちがどういうことを
次女に言ったか分かって後味の悪い思いをするだろうし
若い本人にとっては辛い経験だっただろうけど、
母の望みを叶えてやったんだから、堂々としてればいい



230:
本当にあった怖い名無し:2008/01/21(月) 11:22:44 ID:EiX1ghtMO
仮面ライダークウガより

遂に現れた敵組織最強の怪人。

最終形態に進化したクウガとの最後の戦い。
凄まじい殴り合い、お互いのベルト部分を破壊し変身が解けるが、
それでもなお続く戦い。そしてお互いダウン・・・・・・・・

後の最終回で、敵の怪人は死亡が確認されたが、クウガの生死に関しては一切触れることはなかった。


一説ではクウガは死亡しており、最終回で旅をしている描写があるが、
あれはただのイメージであると言われている。




243:
本当にあった怖い名無し:2008/01/21(月) 16:31:52 ID:GvyUs/l00
クウガの最終回は別に後味悪くないよ……。

敵の親玉と最終決戦は両者ダウンでその後具体的に
どうなったかが描写されていない。

主人公は、決戦が終わったら旅に出ると周囲に告げており、
後日談では、平和になった街で友人達が主人公を振り返る。
今頃どこかで以前のように気ままに旅をしているのだろう、と。
その会話の最中に主人公が世界のどこかでのんびりと過ごしている
シーンが挿入されている。(台詞など具体的な描写はない)

実際に「死んではいない」と明言されていないのは事実だが、
だからといって、演出上旅をしているシーンをイメージとして挿入する意味はないと思う。


244: 本当にあった怖い名無し:2008/01/21(月) 16:37:15 ID:GvyUs/l00
クウガ最終回続き

でも、悪い方へ解釈ができるのも事実。
主人公は旅をするのが好きな青年で、もともと好きで仮面ライダーになった訳ではなかった。
体内には肉体を戦闘マシーンへ作り替える石が埋め込まれており、
これのおかげで驚異的な回復力を持つ。

物語終盤で、精神まで戦闘マシーンと化すのではないかという葛藤も
描かれており、最終決戦ではその石も破壊されてしまう。
仮に死ななかったとしても、精神や肉体になんらかの障害や後遺症が
残っていた可能性は否定できない。



246:
本当にあった怖い名無し:2008/01/21(月) 16:45:59 ID:XQsxhuNJ0
仮面ライダーで後味悪かったのは龍騎だなあ。
仮面ライダーがいっぱい出てきて、怪人と戦いつつバトロワする。
最終的に一人残った仮面ライダーの願いが叶う。
で、恋人の病気を治したいやつ、不治の病にかかったやつ、
正義感の強いやつなどが入り乱れて戦う。

ライダーに選ばれたの一人はごく普通の青年。
貧乏で何やってもうまくいかないけど、それなりに頑張って生きている。
そんな青年がライダーベルトを手に入れて、頑張って戦って幸せになろうとする。
でもいきなり遺産が舞い込んできて、美人の婚約者も現れて幸せになってしまう。

もうこれ以上の幸せはいらないとライダーを止めようとするけど、
一度ライダーになったら勝ち残るか死ぬかどっちかしかない。
嫌だ嫌だと思いながら戦いに巻き込まれて異世界に引きずり込まれる。
異世界でライダーベルトを破壊されてしまって元の世界に戻れなくなる。
鏡に映った元の世界を見ながら「助けて助けて戻りたい戻りたい…」と泣いてる後ろに怪人が近づいて…



247:
本当にあった怖い名無し:2008/01/21(月) 17:05:48 ID:7JJjYNMH0
>>246
そいつの最後は怪人にやられるんじゃなくて時間切れでミラーワールドごと消滅する、だよ。



249:
本当にあった怖い名無し:2008/01/21(月) 17:13:20 ID:NHUJaPK80
>>246
インペラーだね。それ、書こうと思ってたのよw
だもんで補完。

異世界(ミラーワールド:正逆反転の世界)でベルトを破壊され、自らも重傷を負いながら逃げる青年。
現実の世界で婚約者と待ち合わせしていた橋に辿り着く。
川面には自分を待っている、リアルワールドの婚約者の姿が映っている。

「助けて、戻りたいんだ、俺が何をしたんだ」
必死に伸ばす手が届くはずもない。
ミラーワールドでは、リアルの存在はそれを維持できなくなる
(ライダーシステムのみがその維持を可能にする)。

塵の様に崩れていく青年の身体。
「俺は・・・幸せになりたかっただけなのに・・・」
リアルワールドの川面に消えてゆく青年の姿が映る。
だが、それに気付かぬまま、婚約者は彼を待ち続けるのだった・・・。



258:
本当にあった怖い名無し:2008/01/21(月) 20:41:02 ID:9l/9+Y9e0
仮面ライダー大好き漫画家島本和彦氏がラジオドラマ用に書き起こしたシナリオ

初期のライダーの敵ハチ女。ハチ女の部下の戦闘員のリーダーは実はハチ女の
恋人。明日、ライダーと戦うハチ女の所に行き一緒に逃げようと言うも
「死んでいった戦闘員D、Eに申し訳が立たない」
とその提案を拒否。何とか説得しようとするも朝となりハチ女チームはライダーと
決戦に向かう。戦闘員リーダーは自分がライダーを倒せばすべてが終わる!!
と考えライダーに向かっていくが足をやられ戦闘不能状態となる。

ライダーは
「罪もない人々をあやつり悪事をはたらかせるハチ女!!お前は許せん!!」
と本気全開。
「待ってくれ!!止めてくれ!!ハチ女を殺さないでくれ!!」
との戦闘員リーダーの叫びも聞こえない。
なんとか止めに向かおうとしても足をやられているので
張って進むのがやっと。

そうやっている間にハチ女はライダーキックを食らい瀕死の重傷となり崖から

転がり落ちる・・・。何とか崖を降りてハチ女を抱きかかえる戦闘員リーダー。ハチ女は
「八の字ってメガネに似てるね・・・。」(眼鏡店を利用して悪事をはたらいていたのです)

と言い、戦闘員リーダーの腕の中で息絶えていく。
しかし、ショッカーの怪人は証拠隠滅のため死ぬと

自爆装置が作動するか溶けて消えてしまう運命。
ハチ女は後者。戦闘員リーダーの腕の中で溶け崩れていく・・・

戦闘員リーダーの絶叫だけがこだまするのであった・・・。

怪人サイドから見るとどんなヒーロー物も鬱展開だね。



259:
本当にあった怖い名無し:2008/01/21(月) 20:52:55 ID:WV7oIZ4rO
仮面ライダーも怪人も改造人間だと思うと悲しい話ばかり



268:
本当にあった怖い名無し:2008/01/22(火) 01:21:58 ID:VYyT0ymh0
平岩弓枝の小説から。
江戸時代、役人の主人公は逃亡中の犯人を捕まえるために
身分を隠して、ある飲み屋の女に近付く。
彼女は犯人の元恋人だった。女を張っていれば犯人が現れると踏んだのだ。
人に騙され続け苦労してきた女は、最初は主人公のことを怪しむが
やがて主人公のことを本当に「自分を心配してくれるいい人」だと信じるようになる。

「今まであたしは色んな人間に騙されてきたけど
あなたのことは信じていいんだね」と喜ぶ女に対して
主人公は罪悪感を持ち、本気で彼女を大事にしたいと思うようになる。

だが、ふとしたことから主人公の職業がバレてしまい
「お前もあたしを利用しようとしただけなんだ」と女は嘆き悲しむ。
そして、「元彼(逃亡中の犯人)が現れて
一緒に逃げようと言ってくれた。だから、彼に大事なお金を渡した。

待ち合わせの場所に自分は行くが、お前には教えない。
彼はきっとお金を持って待ち合わせ場所に現れるはず。
最後にもう一度だけ人を信じようと思う」と置手紙を残して姿を消す。

しかし犯人の男は待ち合わせ場所に向かう途中で
何者かに殺されてしまい、死体があがった。
女がどんなに待ち続けても、犯人の男が現れることは無い。

主人公は何とかして、そのことを女に知らせたいと思うが
もはや女の居所を知るすべはなく
「最後にもう一度だけ人を信じようと思う」という女の言葉だけが
主人公の頭の中をぐるぐると頭を回って、おしまい。



313:
本当にあった怖い名無し:2008/01/23(水) 13:49:23 ID:X/Ghr4Kv0
見延典子の時代小説で「竈(かまど)さらえ」

広島城下の呉服問屋「松藤屋」の末娘の11歳のおりんは、両親、兄達の
庇護のもと、何不自由なく育てられ、真っ直ぐな性格をもった少々お転婆な
少女で、家での窮屈な手習いを嫌って、隙を見つけては家を抜け出すので

母親は手を焼いていた。
おりんが例の如く、母親の裏をかいて抜け出しに成功し、友人の家で生まれた
子猫を見に行っての帰り、(可愛さのあまりつい貰ってきた)子猫が腕から逃げ出して
追いかけているうちに、普段なら絶対に入り込まない地域に入り込んでしまう。

そこでおりんは届を出さずに長屋に住み着いている(内所竈という)茂七、おさわ夫婦
息子の10歳の安吉に出会い、その時まさにおさわは出産の最中で、無我夢中で
おりんも出産を手伝い、安吉とも仲良くなって、帰る時には安吉に赤ちゃんのおむつの
端切れを持ってくることを約束して家に帰るが、出産の手伝いで夕刻になったこと
どこに行っていたのか言わなかったことで、それから長期間おりんは家に厳しく監視されて
外出ができなくなってしう。

茂七おさわ夫婦は近隣から出てきて、真面目に働いたが不運が続き、最後は
安吉と3人で橋の下に住む身の上になってしまったが、臨月のおさわの為に
違法であることを覚悟で、せめて出産前後だけでもと勝手に長屋に入り込んで
いる状態で、そのために赤子のために竈を使うことも出来ず、しかも苦労な生活が
祟って、どうやら茂七もおさわも質の悪い病気に侵されているらしく、茂七は弱った
身体で仕事も見つからず、おさわもまともに動けず、乳も出ないので赤子も
弱り切っていて、10歳の安吉の力ではどうしようもなかった。


314: 本当にあった怖い名無し:2008/01/23(水) 13:50:12 ID:X/Ghr4Kv0
313続き

そんなある日、軟禁状態のおりんは人々から「今日、竈さらえがある」という噂を聞いて
思わず家人の制止を振り切って家を飛び出してしまう。
竈さらえとは、無届出で城下に住み着いている内所竈を一斉に摘発することで
安吉一家にその事を知らせに走ったが、一足遅く、長屋は摘発にあっておりんが着いた
時は、茂七が弱りきった体を引きずり出されて、妻子に対する目こぼしを頼んで役人に
蹴り倒された瞬間息が絶え、その後ろからやはり病に侵されやつれ果てたおさわが、
とうに息絶えて硬直しているらしい赤子とともにふらつきながら出てくると、その場で崩れるように息絶えた。
そして最後に安吉が放り出されたが、両親が死んでいるのを見ると我を忘れて
「ちくしょう!人殺し!」と役人に殴りかかり、寄ってたかって役人に殴り殺されてしまう。

目の前で、一部始終を見てしまったおりんは、どうやって家に帰ったのか、両親に叱られても
なにも判らないまま、ただ目の前には安吉一家の無残な情景が目から離れず、その他の
記憶を亡くして明るさや無邪気さを失った、一日中ぼんやりしてすごすだけの少女に変わってしまった。

なんていうか、長屋の人達も安吉一家が内所竈と知っていても、一生懸命庇ったり
茂七もおさわも何とか赤子や安吉のために生き抜こうとしていて、安吉もこの環境で
両親、生まれた妹思いの心優しい少年だったし、おりんもお転婆だがとても真っ直ぐな
心根の少女だったのに、全部が最後は不幸になったのが・・・ ・゚・(つД`)・゚・



364:
1/2:2008/01/26(土) 15:27:58 ID:jng5D8j/0
三毛猫ホームズの短編

主人公は刑事。いわゆる公団団地みたいなところに住んでる。
その主人公に、近所の老夫婦から相談が来た。
上の部屋の騒音がひどいという。

主人公も聞いてみたが、確かにひどい。ズーンズーンという重低音。
さっそく上の部屋にクレームしに行くが、上の部屋の若夫婦はそんな騒音は出していないという。
確かに音なんか出していない。しかし老夫婦の部屋に戻ると相変わらず音が聞こえる。
調べて見るといって去る主人公。

その後も老夫婦の部屋では騒音が凄い。
キれた老夫婦、天井を棒でガンガン突きながら
「うるせー!うるせー!」これ毎日。
上の若夫婦、何にもやってないのに下からガンガンやられてノイローゼ。
とうとう引っ越してしまう。


365: 2/2:2008/01/26(土) 15:28:28 ID:jng5D8j/0
「上が引っ越したよ、ばーさん。これで平穏な日々が」
と言ってるそばから「ズーンズーン」と騒音が!
ひぇ~!もうじいさんばあさん狂ったように棒で天井突付きまくり。
「うるせーうるせーうるせー!」
でも、主人公の刑事と一緒に上の部屋に言ってみても当然空家。
これには老夫婦参った。
その騒音が何日も続いた結果、その老夫婦は、これは上の若夫婦のたたりだと思う。

主人公も調べると言って単に放って置いたわけじゃない。一応調べてる。
鉄筋コンクリートの団地では、音の伝わり方は単純じゃないようだ。
そこで聞き込んでいると、老夫婦の家の斜め上の旦那がオーディオマニアだということが分かる。
この旦那、オーディオルームを防音にして、決まった時間に大音量で音楽を聞いてるらしい。

その時間は、老夫婦の騒音が聞こえる時間とぴったりあっていた。
防音設備は完全に思えたが、どういう具合からか振動が斜め下の老夫婦の部屋に影響し、騒音を伝えていたらしい。
それを知った主人公、老夫婦に騒音は上の部屋の若夫婦のたたりじゃなかったという事を
伝えに行くが、既に老夫婦は引っ越したあとだった。


誰も悪意がないのに誤解で展開するストーリーが秀逸かと。



383: 本当にあった怖い名無し:2008/01/26(土) 22:21:12 ID:k5+rxqPh0
>>364
それ赤川次郎だけど三毛猫ホームズものじゃないよ。
「こちら団地探偵局」という団地に住んでる主婦が探偵役の連作シリーズの一編だ。



434: 本当にあった怖い名無し:2008/01/27(日) 15:32:27 ID:XYbIZZp2O
んじゃ小学校教師用読み物から一つ 

戦争中、広島から祖母のもとに疎開してきた姉弟。
広島に大きな爆弾が落ちた噂を聞き、両親のことを心配した二人は祖母に黙って広島へと歩いて向かう。 


湖に差し掛かった時、あたりの町で敵機襲来のサイレンが鳴り響き、
町の人々は一斉に避難する。姉弟も草むらに避難するが、弟の足が滑り靴が片方湖に落ちてしまう。 

姉は木の枝に掴まり靴を取ろうとするが、枝が折れて湖に落ちてしまう。
弟が助けに飛び込むが、深みにはまり二人とも溺れてしまう。 


姉弟の助けを呼ぶ悲鳴は町の人にも聞こえていたが、敵機が恐ろしくて誰も助けにいけない。
「お母さん!お母さん!」二人の叫び声と水音はまもなく消えてしまい、
その後湖の底に流されたのかいくら探しても死体は見つからなかった。 


しばらくすると、湖の傍を女の人が通り掛かると子供の声が聞こえるという噂を聞き、
祖母が姉弟を探しにやってきた。確かに姉弟の声が聞こえた祖母が
「おばあちゃんだよ、迎えに来たんだよ」と祈ると小さい靴と水筒が湖面に浮かんできた。 

祖母は靴と水筒を持って帰った。広島にいた両親はそれからも帰ってこなかった。 


この本、他にも沖縄の疎開船の話や、魚の呪いの話など鬱な話が満載なんだが、
タイトルが「子供が喜ぶ現代のこわい話」。




436:
本当にあった怖い名無し:2008/01/27(日) 15:57:54 ID:H7vPYfTg0
喜ぶのか?子供…('A`)



442:
本当にあった怖い名無し:2008/01/27(日) 23:01:51 ID:iP2yuUEM0
藤田あつ子「他生の縁」

ある貧しい家に、普通の娘がいた。そしてどこの家にでもあるように、ある程度の年になると、
大きなお屋敷に奉公にでることになった。
彼女に割り当てられた仕事は台所の下働きで、厳しいが指導はしっかりしている
料理人のおかみさんの下、叱られたり褒められたり、それなりに日々を過ごしていた。

ある時、料理人のおかみさんが、たまたま早く仕事を切り上げて帰った日があった。
そんな時、奥様があれが食べたい、と急な注文を出してきた。
料理人がいないので
仕方なく娘が包丁を取ることになった。
結構うまくできたその料理が奥様に気に入られ、娘は奥様付きの簡単な料理を作る専用の料理人になった。

しばらくすると、そのお屋敷の旦那様がなくなった。奥様は金持ちの習いとはいえ、
旦那が抱えていた何人かの妾達がめざわりだったので、全員お屋敷から追い出して、実家に帰すことにした。
一方、奥様自身も結構いい年だったので、肝臓が弱ってきたらしく、寝込むことが多くなった。

医者からは薬の処方とともに、食事療法の指示も受けたので、娘は病人食を作ることに精を出した。
しかし病人食はあまりおいしくないので、病気でただでさえイライラしている奥様は娘に当たり散らす。
娘は困り果てながらも、病人食を作り続けるしかない。
そんな娘の様子に、根は悪くなかった奥様が頭を下げる。自分がやつ当たりしていることは自覚していたのだ。

普通の女中なら、やつ当たりをされた時点で、奥様が死のうが死ぬまいが関係ないのだから、
好きにさせていただろうに、娘はそれでもちゃんと病人食を作ってくれることに感謝した。
やがて心が通い合った奥様と娘。娘は奥様の看病を続け、やがて奥様は小康状態を取り戻す。
娘に感謝した奥様は、お寺詣りに行った際、お坊さんに紹介する形で、
娘を養女にして屋敷を
継がせるとこを宣言した。
思わぬ幸運に娘は、きっと自分と奥様は前世は親子だったんだと感動し、ますます奥様孝行に励むようになった。


443: 本当にあった怖い名無し:2008/01/27(日) 23:02:25 ID:iP2yuUEM0
しかしある日。奥様のもとに、以前追い出した妾が屋敷を追い出された時点で既に身ごもっていた、
という知らせが届く。当然お腹の子供の父親は、亡くなった旦那様であろうことは間違いない。
その話を立ち聞きしてしまった娘は動揺する。屋敷の後継者がいないから自分が養女になれたのに、
その子供が生まれたら自分はどうなるのか。

それでも娘は、自分に悪いようにしない、と奥様が言ってくれることを信じて、
じっと奥様の言葉を待っていた。しかし何日たっても待っていた言葉はなく、
また、妾に子供がいる、という重大なこと自体も言ってくれない。
(娘は立ち聞きしていたので知っているが、奥様は娘がそれを知っていることは知らない)

娘はふらりと立ち上がり、奥様に畑に行ってきますと告げたが、いつものように
「畑なんかに何しに行くの?」という優しい一言もなかった。
自分に対する関心を失ったのだ。奥様にとって、女中あがりの娘が女中に戻るだけのことなんだ、
と悟った娘は、畑の一角から、玉ねぎによく似た、しかし毒性を持つ植物を収穫して戻った。

その夜、娘はその毒菜を調理して奥様に出した。夜半に奥様は亡くなった。
奥様の葬儀の席で娘は、自分にはこうするしかなかったんだ、と言い聞かせながらも、
奥様を母のように慕っていたあの頃に戻れたら、と強く思うのであった。


実は娘の知らないところで、子供なんて妾のウソでした、
ということで決着してたりして、と勝手に想像した。
それだったら、奥様が娘に何も言わないのも納得なんだけどね。



462:
本当にあった怖い名無し:2008/01/28(月) 10:01:25 ID:jXZH89HN0
>>443
面白かった
奥様と主人公の愛情なんかちょっとほろっと来る感じだよね



445:
1/2:2008/01/27(日) 23:54:50 ID:katv67OQO
子どもの頃に読んだ漫画なので、色々勘違いあるかもしらんが…。


主人公の女性が働く保育園には、対照的な二人の園児がいた。
一人は、賢くてお行儀のよい誰からも誉められる両親も自慢の男の子。(仮にAくん)
もう一人は、何をやっても鈍くさくて駄目なハナタレの男の子。(仮にBくん)
Bくんの母親は、そんな駄目息子を恥ずかしく思い、スパルタ的な教育をしていた。
だが、効果はなく母親はストレスと劣等感を募らせるばかりだった。

ある時、その保育園に通う園児が不審者に襲われて怪我をする事件が起きた。(確か最初の被害者がAくん)
事件を警戒して見回りをしていた主人公は、園児がビルからつき落とされそうになっている現場に遭遇して助ける。
主人公は逃げた犯人の姿を見ていた。
それは紛れもなくBくんの母親だったが、証拠はない。


446: 2/2:2008/01/27(日) 23:57:12 ID:katv67OQO
次の日、また主人公は園児が別のビルからつき落とされそうになっている現場に遭遇する。
園児をつき落とそうとしていたのは、やはりBくんの母親だった。
間一髪で主人公は園児を助けるが、Bくんの母親は取り逃して(消え去って)しまう。
しかし、その帰り道、主人公はBくんと母親に出会う。
事件の事をさりげなく聞き出そうとするが、一日ずっと二人で外出していたと言われて戸惑う主人公。

もしや、Bくんの母親の強い劣等感が無意識のうちにドッペルゲンガーを作り出し、事件を起こしているのでは…?
とも考えるが、やはり証拠はない。
(非科学的だけど、主人公は超能力の使える宇宙人というSF漫画なので…)

後に、実はAくんとBくんは生まれた時に病院で取り違えられていた事が分かった。
二人は泣き叫びながらも、それぞれ本当の両親に引き取られ、事件も起こらなくなってめでたしめでたし。


母親が事件を起こしたというだけの話なら、行き過ぎた愛情とも取れるけど、
動機は母親のプライドと勝手な劣等感で、最後は自慢できる息子が手に入ったらあっさり終わるというのが後味悪かった。



462:
本当にあった怖い名無し:2008/01/28(月) 10:01:25 ID:jXZH89HN0
>>446
めちゃくちゃ後味が悪い……
2つの家族のその後を考えて悶々してしまう



513:
映画ネバーエンディング・ストーリー:2008/01/29(火) 20:43:59 ID:mfDYcpK60
昔の子供向けファンタジー映画「ネバーエンディング・ストーリー」
金髪の可愛い男の子は大人しい性格のせいでいじめられっこ。本だけが友達の日々。
毎日クラスメイトから逃げ回って本の世界に閉じこもっている。

ある日古本屋で一冊の本を見つけ、思わず万引きして学校もサボって読みふける。
それはファンタジー小説だった。
滅亡が迫ったお伽の国で、世界を救う使命を託された少年が数々の冒険に挑む物語。
主人公はwktkして時間も忘れて没頭する。

しかし読んでるうちに物語と現実の境界が曖昧になっていき、とうとう物語の中に入り込む。
主人公は崩壊を食い止め、お伽の国を救う。
お姫様はお礼に主人公の望みを叶えてくれた。不思議な龍に乗り空を飛ぶ主人公。
いじめっこ達を龍で追い回してやっつけて気分爽快。ハッピーエンド。

な映画だった。
この映画には原作がある。映画を見てwktkして原作を読んだ。原作がとんでもなかった。


514: 小説はてしない物語1:2008/01/29(火) 20:45:00 ID:mfDYcpK60
原作「はてしない物語」
キモピザチビヲタの主人公(まずこっから違う)は、いじめられっこ。
毎日本を読んで妄想に耽ることだけが唯一の楽しみ。
ある日古本屋で一冊の本を見つけ、思わず万引きして学校もサボって読みふける。
滅亡が迫ったお伽の国で、世界を救う使命を託された少年が数々の冒険に挑む物語。
主人公は物語に没頭し、とうとう物語の世界に入り込む。
そこで主人公はお伽の国の崩壊を食い止めた。

主人公は一躍国の英雄に。みんなにマンセーされて有頂天。
そのまま王座に収まった主人公は次々に奇跡を起こしていく。
お伽の国では想像したことが全て現実となる。妄想力こそ最強パワー。(国を救ったのも妄想力)

しかしお伽の国の住人には妄想力がない。
だから新しいものを生み出せない。できるのは主人公だけ。
主人公にとっては願ったりかなったりの世界で、キモピザヲタの姿を美少年に変えたり
自分を英雄にするために敵を作って自作自演でやっつけたり、もう好き放題。


515: 小説はてしない物語2:2008/01/29(火) 20:46:12 ID:mfDYcpK60
そんな状況を少年(冒険したやつ)は憂うていた。
最初は大人しく引っ込み思案だった主人公が調子こいた性格に変わってきたからだ。
主人公を友達と思う少年は何度も忠告するがスルーされる。

それどころか少年をウザがるようになってきた。
少年は一人で多くの冒険を乗り越えた勇気ある少年で性格もいい。
一方主人公は妄想で全てを叶えただけ。
コンプレックスが少年の友情を曲解させ、とうとう二人の亀裂は決定的となる。
「お前は俺に嫉妬してんだ。出ていけ」とお馬鹿発言を聞き、少年は去っていく。

うるさいやつがいなくなって晴れてこの世の春を謳歌する主人公。
しかし違和感も感じていた。
お伽の国に来た当初は皆に請われるまま様々な奇跡を起こせたのに、最近は力が使いにくい。
さらに過去を思い出せなくなっている事実に気づく。

愕然とするものの頼りになる少年は追い出してしまった。
相談相手がおらずお姫様の元に駆けつけるものの、お姫様は引きこもって会ってくれない。
恐怖に駆られて城を逃げ出す主人公。


517: 小説はてしない物語3:2008/01/29(火) 20:47:57 ID:mfDYcpK60
行く当てもなくうろついてるうちに基地外村にやってきた。
村にいるのは全員基地外。
彼らはかつての王達だった。妄想パワーで奇跡を起こしすぎた人間達だ。
妄想を具現化するには過去の記憶を消費する。何度も奇跡を起すと過去が消えて空っぽになる。
空っぽになった王は基地外になり王座を追われる。最後は元の世界にも戻れず基地外として終わる。
お伽の国はそうやって多くの人間を食い物にしてきた。

主人公がこの村に来たのは、その日が近いから。
主人公も過去を消費しすぎた。過去の記憶は数個しか残っていない。使い果たしたら人生終わりだ。
記憶を消費しない=奇跡を起こさない=妄想してはいけない
ヲタにとって難易度高すぎる条件を示され、それでも助かるために過去を探す旅に出る主人公。
その旅で反省して心を入れ替え、最後は少年が助けてくれて元の世界に戻ってハッピーエンド。

映画はヲタにとって一種理想的だけど、原作は正反対。
ファンタジーが流行らん時代だったから仕方ないんだろうが…いくらなんでも違いすぎる。
小説は完成度高いし傑作だが、映画の落差はありえん。



519:
本当にあった怖い名無し:2008/01/29(火) 20:57:31 ID:ZohREG3V0
>>517
あの映画の原作ってそんな鬱展開なんだ。
でも俺は映画のラストも後味悪かったな。
まるでいじめられっこが権力を手にした途端いじめる側に回ったようで気分悪かったよ。



578:
本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 12:32:49 ID:J9GoTSRCO
>>517
はてしない物語、俺は映画原作どちらも後味良かったけどなあ
主人公のサクセスストーリー、自業自得な挫折、理不尽な現実、
けど最後は勇気と大勢の仲間の力で大団円っていう
少年ファンタジーの王道だと思う
むしろネバーエンディングストーリー2の駄作っぷりが後味悪い



592:
本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 17:46:30 ID:UDnLwEnb0
昨日読んだ「ショートショートの広場」から

コブを毟り取って喰ってしまう鬼が出る場所へ、コブで悩む人々がやってくる
その中の一人の若く美しい女性が、コブのせいで長いこと結婚できないと言うが、
見た感じではコブはどこにも無い


そこへ「早く行こうよー」という幼い声が…


転載元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1200331440/







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